5月13日 瀬藤万里絵
最近、生の演奏が聴きたくて仕方がないのですが、
なかなか時間がないのでYoutube巡りで欲望を満たしています。
好きな音楽家といえば、チャイコフスキーやレスピーギ、パーセル、
ヴォーン・ウィリアムズ、そしてバッハなのですが、
そのバッハの中でも特に好きなもののひとつが、2つのバイオリンのための協奏曲。
久々に聴きたくなって色々な奏者の動画を巡っていたら、
奇跡のような動画に出会ってしまって、
思わず一人で「うわあーーーーー」と叫んでしまいました。
曲名の文字通り、バイオリン2パートによる掛け合いの旋律からなる曲なのですが、
奏者2人ともがそれぞれに別格に素晴らしくて、古い時代なので音質の悪さこそありますが、
こんなにため息が出るほどの音色は滅多に聴けないと、ただただ感動しました。
音色のみならず、演奏姿や表情までびっくりするほど美しくて、圧倒される空気感です。
生きていてよかった…とひたすら思いました。
奏者の名前はメニューイン、そしてオイストラフ。
メニューインは実は親日家で、日本の靴みがきの少年との美談も残っているのですが、
それはまた別の話。
ひしひしと夏の熱気が迫ってきて気だるくなりがちですが、
素敵な音楽で今日も気分転換です。