12月17日 土田麦菜
久しぶりに映画館へ行きました。
誘いを受け、ほとんど前知識なしに見たのは「エヴォリューション」という映画。
「エコール」の監督作品といえば、ジェオグラフィカ通(?)の方はお分かりになるでしょうか。
ロケ地であるカナリア諸島の神秘的な自然美や、主演の男の子の透明感は息を呑むほど。
しかし美しいだけではなく、童話のような残酷さや、
耐性のない方には見るのも辛いエグさがあり、ただただ恐ろしくもあります。
倫理観や道徳観を惑わす、大人のための絵本のような作品。
エヴォリューションというタイトルには、生物学的な進化、と、
男の子の心の成長、という意味が込められているそうです。
「海」という生物の原点から、最後のカットへの流れ。
進化ととるか、停滞ととるか。
興味のある方は是非映画館で見てもらいたいです。