10月31日 中島寛隆
こんにちは!港北倉庫の中島です。
季節が変わった事を手と顔のカサつきで感じる今日この頃。
毎年この時期が始まると、作業と乾燥で手はガサガサに、その手で洗顔をすると顔がぼろぼろに,,,顔から粉ふきます,,,。この時期はハンドクリームが必須ですね。
粉はふきませんが木も同じです。乾燥と湿気で伸縮を繰り返し表面がカサついたり、酷いときには割れてしまうこともあります。完全に防げるわけではありませんが、ワックスやオイルなどでメンテナンスをしてあげると傷み方も後の経年変化のしかたも変わってきます。
家具の状態や塗装によってもメンテナンスの方法が変わってくるので、季節や状態を気にかけて家具と付き合っていくのも古い家具の面白いところです。
海を越えて入荷してくる家具には雰囲気良く経年変化しているものも多々あります。
今回はそんな家具が修理する事でどのように変化するのかをご紹介致します。
ロッキングチェアです。
修理前の状態は背もたれや脚にグラつきがあり不安定、色はムラがありますが良い雰囲気で、私的にはグラつきをなくして今の色をそのまま活かした仕上がりでも凄く良い感じです。
まずは接着が弱い箇所やグラつきがある部分をはずします。
続いて、ばらばらにしたパーツを接着剤を塗り再度組み立てて、ハタガネという道具でパーツを締め接着剤が固まるのを待ちます。
目立つ傷や欠損が無く、ちゃんと接着出来ていれば、クリーニングをして木工作業はここまで!
あとは塗装で綺麗に仕上がるのが楽しみです!!
塗装完了!!
うん。凄く良いですね。
シャビーな感じがなくなって、しっとりと落ち着いた色に仕上がっています。また、長い間でついた傷や汚れ、浮いてきた木材のアクや日焼けなどがより色に深みを出してくれているのを感じますね。
さ、自分の手と顔もメンテして、しっとりと落ち着いた顔に!!!!,,,?