6月19日 瀬藤万里絵
最近、名探偵ポワロを楽しみに見ています。
子供の頃は何となくポワロという響きからフランスの話だと思っていましたが、
リマスター版の放送で改めてきちんと見てみると、ポワロってイギリスに亡命
してきたベルギーの人だったんですね。
ポワロの舞台となっているのは1930年代のイギリス。
見ていると、ポワロの世界観を彩る脇役として様々なインテリアが登場。
ポワロの世界のアールデコ様式の建物や家具は、彼の推理と同じくらいに
我々の灰色の脳細胞を刺激してくれる魅力的なものばかりです。
「ABC殺人事件」では、ポワロの親友ヘイスティングスが彼へのお土産にと
南米で討ち取ったワニの剥製をサイドボードに置きたがったり…
「スペイン櫃の秘密」では風格あるチェストが存在感を放ちますが、
その前に立てられたパーテーションも負けていません。
「マースドン荘の惨劇」のマースドン荘などは本当に素晴らしいロケーションです。
ポワロには個性的な人物が多く登場しますが、家具や日用品などのセットもとても素敵です。
推理だけでなく、映像としても楽しめるのがポワロの魅力。
しばらく撮りだめしているので、また次の休みへの楽しみに…