6月26日 須田涼子
もう既に終了してしまいましたが、
「映画をめぐる美術ーマルセル・ブローターズから始めるー」
を観に東京国立近代美術館へ行きました。
マルセル・ブローターズはベルギーの詩人、映像作家で高い文才が評価されていた人との事。
自身の映像を言語の拡張化と捉え、普段気にもとめない言語とイメージを意外な形で繋げ、映像を読むという行為へ誘います。
マルセル・ブローターズという人の事もその作品についても何も知らず、
映画という単語だけに惹かれて観に行ったのですが、
映像作品が多く、誰でも楽しめる構成になっていました。
マルセル・ブローターズの他にも13作家の作品が展示されていて見応えたっぷり。個人的にはアナ・トーフというベルギーの作家の作品が一番好きでした。
普段気にもとめないような見慣れた言葉やイメージが彼が映像にすると不透明で見慣れないものとして現れる感覚。
不思議な体験でした。