4月2日 大曽根智子
ビューローやデスクなどに張られているレザーの多くは
新しいものに張り替えていますが、
オリジナルのレザーの状態が良ければそのまま活かします。
剥がして整えて、張り直すのです。
今回は、その作業工程をチラッとお見せしたいと思います。
作業するのはこのスチューデントビューロー
コンパクトなサイズですが、無垢板でしっかりと作られています。
木工の工程で綺麗に剥がして下地が整えてあります。
剥がされたレザーは少し縮んでいたりするので、そのままポンッとは張れません。
7㎜位でしょうか、縮んでしまっていました。
さて、ここからが頑張りどころです。
まずは右端を合わせて、糊を4分の1ほど塗って、しっかりと貼り付けます。
そして少しずつ、糊を塗ってコロコロと均して
少し剥がしては、引っ張りながら、また均していきます。
破らないように慎重に力をかけていきます。
ぎゅーっと引っ張っては、ゴリゴリ。ゴリゴリ。繰り返します。
じゃん☆
左端まで綺麗に張れました!
古いレザーの良い風合いをそのままに
でも、お客様には気持ちよく使って頂きたいと
心を込めて修復しております。
近々、目黒のお店に並ぶ予定となっておりますので
是非、実際に見て、この風合いを感じて頂けると幸いです。