3月30日 安田慎平
サイドボードの塗装修理をしています。
こちら、天板を剥離して全体に合わせてゆく作業の途中です。
オリジナルの塗装を見ると隅に黒ずみが入っています。
これは意図的に作られたものと、自然な風合いのものがあります。
今回は前者ですね。
剥離した天板にも同じトーンで黒さが出る様に、オリジナルに合わせてゆきます。
水溶性の黒い染料を擦り込みます。
乾きを待ち、着色された所とそうでない所をぼかしてゆきます。
このぼかし具合で自然さを損なわない様にバランスをみて進めます。
その後オイルステインで着色。
問題無さそうですね。
ニスを入れ、光沢を合わせます。
TOPが乗るので、それとのバランスも見ながら進めます。
完成です。
もしこれが無い場合、やはり天板だけが浮いて見えてしまいます。
少し手間ですが、塗り終えた後の一体感を見ると
この作業には塗装の面白さを感じます。