12月26日 安田慎平
クリスマスの連休も終わり、年末ムードが高まってきていますね。
yokohamafactoryでは年明けのセールに向けて準備を進めています。
アンティーク家具の修理ではコンディションにより様々対応をしてゆかなければならない物が多く出てきます。
こちら、塗装にクラック(ヒビ割れ)ができており、このままでは良い質感や耐久性は出ません。
オリジナルの塗装面に剥離剤を付け一度落とします。
手を付けているアイテムはスタッキングブックケースです。
このアイテムは何故か塗装の状態が悪い物が多いです。
細かい部分も綺麗に落とし、表面側はすべて剥離しました。
全体をペーパーで馴らした後、オイルステインを入れます。
乾燥時間を取り、色の調合をしたシェラックニスを薄く重ねてゆきます。
塗装面を薄く仕上げる事で、木の質感の良さや塗装面の強度が出ます。
天板の綺麗な虎杢が生きる様な仕上げを目指しました。
この後ワックスをかけ、程よく落ち着かせればフィニッシュです。
良い感じです。