2月17日朝岡工晴
その名前の由来は諸説有るようです。
ゆったりした座り心地と、
シンプルな美しい姿に憧れる人は多く、
数あるチェアーの中でも
その存在感は一つ抜けているような印象があります。
簡単なホゾ組で造られていますが、十分な強度があり、
それらの製作の行程は、20~30程になり、
Bodger(挽物師)、Bottmer(座面製作)、Framer(組立て)、Finisher(仕上げ)といった
専門の職人が分業によって非常に合理的に造られていたそうです。
また、時代や地域によって、
多くのデザインのバリエーションがあることは、良く知られています。
現代でも、各地で造られ続けており、
更には、この椅子からからヒントを得たと思われるチェアーも数多く存在しています。
産地であるハイウィッカムは木材資源に恵まれ、
ロンドンから50km程という距離は
大都市圏への輸送などの利便性もあり、
19世紀初めにはイギリス最大の椅子の生産地になりました。
アーコール社やE- GOMME社など近年再人気の家具メーカーも、
ハイウィッカムのメーカーです。
いつかはこの椅子を、という声をお客様から聞くことが多いのですが、
実際に座ってみると、座り心地の良さはもちろん、どこかほっとする
本当にいい椅子だなあと しみじみ納得です。。
店頭で見かけたら、是非一度お試し下さい。