GEOGRAPHICA

秋岡芳夫展

2011/12/03 | スタッフの日常

12月3日 渡邊 宣正

数年前に撮り残した1枚の写真。
R0011753
通勤途中の商店街から路地に入るとそこにあるお宅は、家の前がゴミの集積所になっているのですが、いつもキレイに清掃されており、そのために設けられたと思われる柵とそこに集配日のお知らせが貼ってあります。
集まったゴミ袋に掛けるであろう黄と緑のネットは折り畳まれ、洗濯バサミで留められてます。
色、形、生活。朝日に照らされた時の有様などはとても美しく、この写真もその「ハッ!」とした感動を撮り残した物でした。
私が通る時間帯には既にゴミの集荷は済んでいて、いつ通ってもこのような状態に維持されているのですが、この場を利用する人はきっとキレイにゴミ出しする事も想像でき、それ以後はこの路を通るのがとても楽しみになっております。

先日訪れた目黒区美術館。「秋岡芳夫展」を観た。
内容は工業デザイナーとして数々の製品、思想、功績を残した秋岡芳夫。その人の創造への思い、消費への提案、モノへのこだわり、道具への愛着、暮らし方、、、などが興味深く、また、たいへん共感するところが多く関心いたしました。

さて、1枚の写真。
ここに写った家。このお宅が秋岡芳夫の自宅兼アトリエだったのだそうです!
現在は誰がお住まいになっているのかは知りませんが、ご家族の方でしょうか? きっと秋岡芳夫の意思を受け継ぐ人でしょう。写真を見直して確かに納得しました。