GEOGRAPHICA

グラスキャビネット

2011/05/24 | 修理

5月24日 知識 周

テーブル・チェア・サイドボード等様々なアイテムがありますが、
その中でも私にとって「グラスキャビネット」は、少し特別なアイテムです。

他のアイテムに比べると作業工程が一つ多いんです。

それは「クロス貼り」

本体の木工・塗装作業と終わった後にクロス貼りを行うのですが
なんともいえない「綺麗になった感」「を味わえます。

修復作業に入る前のオリジナルのクロスは汚れてしまっているので
新しく張り替えるのですが
クリーニングに出したシャツのように「パリッ」っと
なんともいえない仕上がりになります。

今回ご紹介する物は、クロスの張替え作業です。

こちらのキャビネットは修復作業を終え
大柄の「バラの模様」が入ったクロスに張替えを行った
キャビネットでしたが、
お客様ご依頼で違う柄のクロスに張り替えることになりました。
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霧吹きなどを使いながらクロスを剥がしていきます。
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背板のクロスも剥がします。
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剥がし終わったら、新しいクロスを貼る準備です。

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ゴミ等が付いていないかしっかり確認をして
クロス用の糊を刷毛でまんべんなく付け
クロスを貼っていきます。
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手際よく進めないと糊が一箇所に固まって
クロスを貼った時に凸が出来てしまいます。

棚板の木口部分に塗装した面材を付けると
画像 415

完成です
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