3月28日 渡邊 宣正
フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展を見た
17世紀のオランダ、フランドル絵画を多彩な内容で数多く鑑賞する事ができる、久しぶりにじっくりと時間をかけて鑑賞するに値する展覧会でした。(実際に時間を要したのは、思いのほか混んでいたからなのだが。)
主題のフェルメール 《地理学者=The Geographer》
フェルメールの光の描写はここでも繊細、色彩と構成が放つ作品の質の高さは他の作品と同様に圧倒的です。
時はオランダ大航海時代
Geographerが仕事の手を止めて、しばらく光の差し込む窓の外に目を向けている。考えるのは遠い未知の世界の姿、見ているのは想像の理想郷か。
私もGeographer
しばらく作品の中へ。遠い昔の時代、遥かな国に想いを馳せてみる。
追記
フェルメール・ブルー
デルフト焼の群青色、深い青色にその起源を見つけました。
フェルメールがデルフト地方の生まれで、生涯のほとんどを故郷ですごした事は今回初めて知りました。