6月13日 岡田明美
関東地方の梅雨入りも間近・・・
この季節の花の代表は紫陽花ですが、私の好きな花「芍薬」も
今が旬、ジェオグラフィカ店内にも飾っています。
誰もが知っている諺、「立てば芍薬・・・」は美人を形容していますが
「薬」という文字が表す様に、学名のPaeonia lactifloraのペオニアは
ギリシャ神話の「医の神」Paeon(ペオン)に由来し、オリンポス山から
取ってきたシャクヤクの根によって黄泉(よみ)の国王「プルートー」の
傷を治したと言われており、シャクヤクは死者の国の王の病も治すほどの
万能薬ということで漢方薬の中でも極めて重要な植物の一つです。
漢名の「芍」は(味が良い)と言う意味だそうで、鎮静・鎮痛に効能が
有るのだそうです。
うーん、奥が深い。
何千、何万とある花の一つ一つに意味があるのだから調べたらキリが
ないですね・・・「立てば芍薬・・・」
一度、言われてみたいものです。