2月25日 渡邊 宣正
或る人をして、「でっけえ風呂屋だなあ!」と言わせた歌舞伎座。
改築前のその歌舞伎座へ、十七代目中村勘三郎の二十三回忌追善公演を観に行ってきました。
名優を偲ぶだけあり、故人所縁の豪華顔ぶれによる演目と口上の幕もあり、大変楽しめました。
幼い頃、飛び六方や助六の形態模写をして周りの大人たちを喜ばせた私ですが、歳を重ねて舞台を観る目はより広く深くなった事を実感いたしました。
惹き付けられるその魅力は、「傾く」 「粋」な格好の良い姿です。
今後の興行には私の大好きな【弁天娘女男白浪】と【助六由縁江戸桜】など、こちらも豪華配役による演目あり。
問われて名乗るもおこがましいが、、、
白波五人男の名台詞と、助六ほか多彩な登場人物の強い個性を堪能したいと思います。