GEOGRAPHICA

リタッチ作業

2009/12/16 | 修理

12月16日 荒井佑友

 前回ご紹介いたしました『染料と顔料』を使って、リタッチ作業をご紹介いたします。リタッチ作業とは、家具に生じた塗装の不具合(パテ埋め・削り箇所・色の入らない箇所等)に対して色付けをしていく作業です。
 今回ご紹介するのは、サイドボードの脚先部分にパテ埋めされた箇所をリタッチした作業です。
リタッチ前 後脚

 写真のとおり脚先を削り、パテ埋めされた箇所は家具のオリジナルの色が濃いということもあって非常に目立ってしまいます。そこを染料と顔料を上手く調色して、オリジナルの色味を出していきます。
リタッチ後 後脚
 以上が”リタッチ作業”の大まかな流れです。