10月20日 渡邊 宣正
渡邊家では、ただいま柿の渋抜き中。
頂き物の柿なのですが、送り主より。
「35度の焼酎にて渋抜きして食らうべし」との指示書あり。
し ぶ ぬ き ?
いい歳して「渋抜き」するとは思わなかったが、
いい歳しないと「渋抜き」の機会もないでしょう。
早速酒屋へ焼酎を買いに。
僕の奥さんは「ペットボトルを持って行こう。」と言う。
量り売りですか。
見つけた35度の果実酒用「ホワイトリカー」なるものはかなりの量。
牛乳パックより太いし大きいし、これは絶対余るし飲まないし。
やっぱりペットボトルだったな。
酒屋のお母さんに尋ねてみる。
僕「ちょっとお母さん、すみません。柿の渋抜きしたいんですけど、もっと小さいのは有りませんか?」
お母さん「有りますよ。それ。その上。」
カップ入りのショウチュウ。ちっさい。でも25度。
僕「35度のがほしいんですけどぉ。」
お母さん「漬け込むなら35度。渋抜きならこれで大丈夫。」
僕「35度を使え。35度が良いと言われましたが、」
お母さん「だいじょうぶ!」
合点はいかない、でも、このお母さんなら柿の渋抜き法をご教授いただけるでしょう。しかし、お手間もなんだし、牛乳パックは大きいので、ワンカップ焼酎を購入。
僕の父は自家製が好きな人で、
ヘビ酒 梅酒 梅干し らっきょう漬け その他漬け物 イカの干物 干し柿も作っていたので渋抜きも。やっているに違いない。
川越の住宅地。ベランダに干されたイカをご近所さんがどう思って見ているのかは知りませんが、まあ穏やかなやさしい風景なのでしょう。
つづく