1月15日 朝岡工晴
パリ装飾美術館。
今回ここに行ければ、他はなし と決めていました。
各時代ごとに展示される家具や装飾美術品の数々。
一部駆け足になってしまったのは残念でした。
(なので、翌日無理してまた行きましたけど。)
40'sから現代までの椅子を中心としたコレクションも圧巻。
3層の吹き抜けから見下ろして
下は、時代の異なる2つ家具の類似点
左はデザイナー マーク・ニューソン1997年作のカップボード
アルミニウムという、恐らく一般家具には不向きな素材で、
新たな表現を試みた作品。
リベット留めが手術跡のようで、昔の漫画家が描いていた
某キャラクターのようにに見えてしまいました。
右は修飾家アンドレグルー1925年の作品
アールデコスタイルのシフォネア
マホガニー材をシャグリーン革と象牙で覆ったものだそうです。
![PICT0116_convert_20090113133255.jpg](http://blog-imgs-24.fc2.com/g/e/o/geographica/PICT0116_convert_20090113133255.jpg)
この擬人化された不思議な佇まいの共通点だけををみても、後者からの、
強いインスピレーションを受けたのだろうということが想像できます。
そうなると、次は 制作者のイマジネーションの源となったであろう
1920年代当時の 時流や風俗・文化といったものに、
更なる興味が湧いてきました。