12月17日 永沼ひとみ
先日のお休み、美術館へ行ってきました。
平日という事もあり、人も少なく展示の点数もそんなに多くなかったので、ゆっくり見ることができました。
江戸時代、大正時代の絵画で”素朴”をコンセプトにした展覧会。
”素朴”がテーマだけに思わず口元が緩むカワイイ作品や何となくシュールな作品ばかり。見ていてほのぼのとした気分になりました。
数年前に雑誌で見て気になっていた絵も偶然あり、実物を見ることができてうれしかったです。
それは、南天棒の”雲水托鉢図双幅”(間違っていたら申し訳ありません。)
「南天の大木で作った棒で未熟な修行者を叱っていた」という怖い作者の名前の由来とは裏腹に、その絵はアヒルみたいな顔の僧侶(?)がずら~っと並んだシンプルなもの。2枚組になっていて、もう1枚は後ろ姿でずら~。
その後ろ姿も何とも言えず愛嬌があります。
宗教を伝える為に描かれた物が多く、「シンプルで分かり易く」という意図を持った作品にカワイイながらも奥深さを感じました。