GEOGRAPHICA

北欧世界

2008/10/27 | スタッフの日常

10月27日 重本景子

北欧のインテリア・アンティークに関する講座を受けました。行ったことのない国のお話は、何もかもが新鮮。先生の実体験にまつわるお話はどれも興味深く、行ってみたいなぁ・・・と、空想にふけってしまいます。

北欧発祥のデザインは日本でも人気がありますし、見かけることや特集されることが多いのでなじみがありますね。でも見るだけではなく、それらが生み出された背景や現地の人々の生活を知ることで、なぜあのような名作家具ができたのか??と、ちょっと奥を知ることができました。

今でも蝋燭を普段の照明として、どの家庭でも使うことに驚きとても惹かれました。何でも便利で設備が整っている日本では、不便だし危ないかなとも思います。でも、時間がかかったり不便であっても、私はそんな時間が好きだったり、その中にある豊かさや美しさを忘れたくないなと思います。
フィンランドの友人が教えてくれたこと、クリスマスツリーを取りに家族みんなで森へ伐採に行くとか、トナカイは食べるなど色々なことが、えっ??そうなの?と私にはびっくりです。

そしてお話は建築にまつわることも。
学生のころ、アスプルンドの建築作品をスライドで見たとき、ウッヮー!!と衝撃だったことを思い出しました。人間心理や時、独自の世界がそこにあり、さまざまなことがリンクした作品。なんて美しい情景。その見た目のたたずまいのすばらしさだけではない、奥の深さは考えさせられるものがあります。

そして今回は、スオマライネン兄弟のテンペリアウキオ教会の写真を見せて頂きましたが、また驚きです。どこでもドアさえあれば、すぐに見に行きたい!!というぐらいの衝撃写真。建築探訪で巡ってみたい、そしておいしいコーヒーを飲みながら、境界のない真っ青な空と水のある国、そんな想像をかきたてられる北欧です。