9月24日 山下美文
今回はアンティークパインの修復の模様を紹介いたします。
木工修復後のフィニッシュワークになります。
元々は白いペンキで塗られていた物ですが、画像はオールストリップされた状態の物です。
さて、ここからスタート、、の前に、ささくれ等、怪我の元になる部分をサンドペーパーで均したり、全体をペーパー掛けし、しっかり下地作りをします。
今回は3種類のパインワックスを使用して仕上げていきます。
画像の右扉から左側が1回目のワックス、右側板が2回目のワックスで磨きあげた状態です。微妙に色合いが違います、、。
ちなみに、、馴染ませては磨きあげ、馴染ませては磨きあげを3回やりますので、この頃になると何回スクワットをしたか分からなくなり、脚がフラフラになり出します。
3回目のワックスが終了しました。
あとはガラスを磨き、全体をクリーニングして終了です。
画像では分かりにくいかも知れませんが、アンティークパインのいい風合いが出ています。
ちなみにこちらのパインカップボードですが、1930年代の物です。昭和で言えば、昭和5年と言う事になります、、。修復をしていて、なかなか感慨深いものがあります、、。おそらく使用していたイギリス人が愛着をもって大切に使っていた物と思われます。かなり木部の状態も良かったです。
こちらですが、明日25日(給)店頭に投入されます。他にもいい物が沢山ありますが、このブログを見て頂いた皆様にこっそり、、、状態で言えばこちら、うちの工場長、一押しの商品です!!
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是非、店頭に足を運んで頂いて、本物のアンティークパインをご覧下さいませ。