GEOGRAPHICA

Niko Pirosmani

2008/08/28 | スタッフの日常

8月28日 渡辺宣正

この夏見たピロスマ二に大きく身体を揺さぶられました。一撃されてその場に倒れました。両肩を強く掴まれ前後左右ぐるぐると揺り動かされました。
そこに狂気は無く、不安や心配がありません。それらを吹き払う強い力で覆われています。
私をダウンさせたのは一匹の鹿でした。水を飲む一匹の鹿なのですが大きく堂々と、しなやかに優しく、静かに活き活きと、視点の先にはしっかりと今と明日が写っているようです。
画集に見る他の作品のどの動物も同様に強い生命力に溢れておりどれも大好きなのですが、その目に写るのはピロスマ二自身の想いであろうか。
ピロスマ二。グルジアの画家。