GEOGRAPHICA

『アール・デコの造本芸術 高級挿絵本の世界』展

2019/11/27 | スタッフの日常

11月27日 中野美穂

日比谷図書文化館で開催中の『アール・デコの造本芸術 高級挿絵本の世界』に行ってきました!
フランス文学者の鹿島茂先生の膨大なコレクションから選りすぐりの品を集めた展覧会です。

都会のど真ん中に現れる自然あふれる日比谷公園は、モダンな建物や巨大なにれの木などに囲まれ、喧騒から離れたゆったりとした雰囲気。
自宅や職場の近くにこういった公園があるとのんびりくつろげて良いですね。

さて、展覧会の内容ですが、ジョルジュ・バルビエなど、グラフィック・アート黄金期を築いたデザイナー達の作品がこれでもかと言うほどに展示してありました!

色彩豊かなデザイン。豪奢な装飾。
美しくもどこか怪しい雰囲気のある挿絵本やファッションプレートは、やはりハッと目を惹きつける魅力があります。

当時は、本は基本的に仮綴の状態で売られ、購入者がそれぞれ表紙を注文して一冊の完成された本へと仕上げていたそうです。
本そのものが高価だったという事もありますが、なんとも贅沢な世界ですね。